パソコン/ワークステーション用OS上で動くアプリケーション
WWWの規格標準化を行っている団体W3Cが公開しているWWWブラウザ兼WWWエディタ。同団体が勧告/草案を作成しているHTMLやCSS等の規格をテストするための環境として開発されている。MathML、SVGにも対応。文法を厳密に解釈する傾向がある。
Mozillaプロジェクトによる、Mac OS Xに最適化された専用WWWブラウザ。インターフェースを簡素化し、Cocoaを採用。
WWW用の3Dグラフィックス記述言語VRML97 (VRML2.0)を利用するためのブラウザ。全てJavaで書かれている。
X Window System用ブラウザ。日本語に対応するパッケージも存在する。1.65は背景やDIVタグ等に対応していないが、2.0では一部HTML3.2にも対応する。
Mac OS X用ブラウザのCaminoは以前"Chimera"という名称で呼ばれていたが、おそらく無関係。
Mac OSで動作する、Internet利用のための総合ソフト。ブラウザだけでなく、MailやNews、Telnet等の機能も備えている。OpenDocという技術に関するアプリケーション。開発は終了している。
X Window Systemで動作するWWWブラウザ。コンパクトで高速な動作を目標において開発されている。
UNIXの標準的テキストエディタであるEmacs上で動作するWWWブラウザ。テキストベースならではの軽快さが特徴。NewsやMailも利用できる。また、X Window System版のXEmacsでは、インライン画像表示にも対応している。
登録しておいたサイトの情報を自動的に取得し、順次表示していく擬似Push型ブラウザ。シェアウェアとして提供された。表示させるサイトは専用のものである必要はない。街角の電光掲示板のようにニュースなどを流したり、掲示板のチェックに使うと便利。
開発は終了している。開発元のセック・インターナショナルは2000年4月に親会社の株式会社セックに吸収合併されている。
Java言語で設計されたWWWブラウザ。Javaアプレットを実行可能とした初めてのブラウザでもある。主にJava開発者向けに、Sun Microsystemsから提供されている。HTML3.2準拠、framesetに対応。現在、開発は終了している。
サポート対象外となるが、WindowsやMac OS、Linuxで使用できるバージョンも提供されている。
Macintosh用のWWWブラウザ。Classic版とMac OS X版の両方が提供されている。HTMLのエラー記録や、WWWページのZIPアーカイブ作成など独自の機能を備える。
パソコン用OS上で最大のシェアを誇るWWWブラウザ。特にWindows環境ではデファクトスタンダードに近い。98以降のWindowsには標準で付属し、OSの一機能として利用されている。Internet関連の最新技術に対応し、各種プラグイン等、連携して動くソフトウェアの種類も豊富。
Internet Explorer (Windows)をコンポーネントとして利用するWWWブラウザがいくつも登場している。ブラウザとしての基本機能はInternet Explorerに準ずるが、タブ切り替えによるブラウジングやカスタマイズ機能など、使い勝手を向上させる独自機能が追加されているものが多い。
Javaで書かれたWWWブラウザ。1996年頃に開発された。
ジャストシステム製ワープロソフト 一太郎Office8 等に付属するブラウザ。国産ソフトならではの縦書き表示や段組機能など、独自の工夫がこらされているようだ。HTML3.2準拠、frameset、JavaScriptに対応
UNIX上のデスクトップGUI環境であるKDE用に開発された、オープンソースのWWWブラウザ。GUIファイルマネージャとしての役割も担う。KHTMLと呼ばれるレンダリングエンジンを採用、CSSやSSL、タブブラウジングにも対応する。
「軽いブラウザー」をコンセプトにしたWindows用ブラウザ。シェアウェアでの公開となっている。HTML3.2にほぼ準拠、日本語表示、framesetにも対応。機能を必要最低限に限った分、高速な起動と軽快な動作が特徴。開発は終了している。
画像を扱わない、テキストベース・ブラウザの代表格。操作はカーソルキーなど、全てキーボードで行う事ができる。テキスト専用のブラウザはWWWだけでなく、オンラインマニュアルの参照にも便利。DOS版LynxのBobcatなどはPDA用に使われることもあるそうだ。
なお、このLynxやEmacs/W3などのテキストブラウザは、音声読み上げ出力などに対応しやすい点でも注目されている。
WWWだけでなく、接続からtelnet、英和翻訳にオートパイロットまで、Internet利用に必要な機能をまとめた総合ソフト。開発、サポートは終了している。国内販売はKomatsuSoftで行われていた。
Objective Calmという言語で書かれたブラウザで、HTML2.0 (一部3.2)に対応する。アプレットによる機能拡張が可能。また、モードの切り替えで日本語の表示、入力も可能になる。
1993年に登場した、WWWの立役者。画像を扱うブラウザの元祖で、後に登場するブラウザに少なからぬ影響を与えている。NCSA版のMosaicはVersion 3.0が最後の製品になる模様。
オリジナルのNCSA Mosaicの他にも、NECのMosaicView、Spyglass Device Mosaic、富士通のInfoMosaic等の改良版、改造版が登場した。
Netscape Navigatorは元NCSA Mosaicのスタッフによる開発であり、 Internet ExplorerもまたMicrosoft社がSpyglass社からMosaicを買い取って改良したものだという。シェア競争を繰り広げた二つのブラウザは、Mosaicという共通の祖先を持っているといえる。
オープンソースのインターネット統合ソフトウェア。WWWブラウザの他、メールクライアント、チャットクライアントやHTMLエディタ等が含まれる。最新の規格、技術に対応している。
MozillaプロジェクトはNetscape Navigatorのソースコード公開を受けて立ち上げられた。レンダリングエンジン(Geckoと呼ばれることが多い)は新しく作り直され、動作速度が向上した。開発の成果は新しいNetscape Navigatorにも反映されている。
同プロジェクトの成果として、ブラウザ機能のみのMozilla FirebirdやMac OS X専用のCaminoといったブラウザも提供されている。
MozillaプロジェクトによるWWWブラウザ。複数のInternet関連ソフトのセットであるMozillaと異なり、Firebirdはブラウザ単体で提供される。
BeOS付属の専用WWWブラウザ。
かつてInternet Explorerとシェアを二分していたブラウザ。対応する環境は数多い。JavaやJavaScript、VRMLなどといった機能にもいち早く対応しているほか、プラグイン・ソフトを用いてさらに機能を拡張することもできる。
Netscape Communications社は1998年にTime Warner(旧AOL Time Warner)に吸収合併されているが、開発はMozillaプロジェクトを中心に続けられている。
オブジェクト指向OS、NEXTSTEP用のWWWブラウザ。HTML3.0準拠、frameset対応。使いやすいブックマーク機能をいち早く搭載した。
Mac OS X版ではApple社のSafariが使用しているものと同じ、WebCoreフレームワークが採用された。
軽快な動作を旨として開発されたブラウザ。ナビゲーションに関する機能が充実している。メール/ニュースクライアントも搭載。組み込み用ブラウザとしても各メーカーに提供されている。
HTML2.0準拠、Javaアプレットやフレーム機能も利用できる、Netscape Navigatorを意識して作られたとみられるブラウザ。登録すれば無償で入手、利用できる。ヒストリやブックマークを見ながらブラウズできるのは便利。
現在は開発、製品出荷ともに終了している。
Mac OS X専用のApple純正WWWブラウザ。高速な表示とシンプルな外観が特徴で、SnapBack等独自の機能を備える。レンダリングエンジンはKonquerorをベースにしている。
tableやfontタグなど、"HTML3"相当の機能を有する。ドイツ語と英語とを扱えるが、日本語は使えない模様。また、開発はVersion 1.1.001でストップしたようだ。
UNIX系のOSで動作する、テキストベースのWWWブラウザ。ターミナルエミュレータ上から利用する。軽快な動作が特徴。
シェアウェアのWindows用ブラウザ。高機能なブラウザでは難しい、軽快な動作が特徴。同社の製品「Webイメージカッター」と同等の一括画像収集機能を搭載。また、Internet Explorerの「お気に入り」を利用することができる。
DOS/V用ブラウザ。CPUが386等の旧機種でもグラフィカルで本格的なWWWブラウズ環境(HTML3.2準拠, frameサポート)を実現できるため、日本IBMではこれを「リサイクルウェア」と位置づけている。電子メールの送受信も可能。
1998年10月に発売されたVer4.0ではPCを遠隔操作するDesktop On-Callクライアント機能や、JavaScript、SSLにも対応した。また、メモリが少ないマシン用に「基本機能」だけをインストールすることもできる。
IBM製OSの OS/2 Warp に付属する。HTML2.0準拠。
日本語の縦書き表示ができるWWWブラウザ。Java実行環境上で動作する。一般のブラウザでも縦書き表示を行えるようにするためのJavaアプレットも提供されている。