携帯電話、インターネット対応家庭用電話機
auの携帯電話を利用したオンライン情報サービス「EZweb」用のブラウザ。ニュース、エンタテイメント情報、金融やオンラインショッピング等、多くのサービスを利用できる。
auでは携帯電話向けプロトコルのWAPを採用し、コンテンツの記述にはWMLやHDMLといった言語が利用されてきたが、2001年12月からはプロトコルにWAP2.0が採用された。記述言語もXHTML Basicをベースとするものになり、Internet標準に近いものになっている。
NTT DoCoMoの携帯電話を利用したオンライン情報サービス「iモード」用のブラウザ。非常に多くのユーザを持つブラウザの一つ。ニュース、エンタテイメント情報、金融やオンラインショッピング等、多くのサービスを利用できる。コンテンツはInternet上に用意されるが、基本的にはiモード専用に設計されたサイトにアクセスする。
多くのiモード対応機種がNetFrontをベースにしたブラウザを採用している。コンテンツの記述には、Compact HTMLをベースにした「iモード対応HTML」やWAP2.0 XHTML Mobile Profileをベースにした「iモード対応XHTML」を利用する。
携帯電話で成功したiモードに似た、固定電話機向けのサービス。Internet経由で各種コンテンツの利用やメールの送受信ができる。WWWブラウズの対象は、基本的にLモード専用に設計されたサイトとなる。
Lモード対応の電話機やFAXは多くは大きめの液晶ディスプレイを備え、iモード同様、テンキーや十字キーで操作する。また、コンテンツをFAXのプリンタから印刷することができる機種や、内蔵デジタルカメラで写真付きメールを扱える機種もある。
ISDN対応のデジタル電話。8inchカラー液晶ティスプレイを搭載し、WWWブラウズと電子メール送受信ができる。留守番電話やディスプレイFAX機能も備える。操作は画面タッチ、据え付けの小型キーボードによる。ブラウザは独自開発のもので、HTML3.2に対応する。1998年11月発売。
NC-10は7.7inchカラー液晶ティスプレイを搭載し、一台で電話、ディスプレイFAX、留守番電話の他にWWWブラウズと電子メール送受信ができる。操作は画面タッチおよびペンタッチ式。ブラウザはHTML3.2およびframe対応。Webページ自動巡回機能も備えている。
コードレス子機を増設したり、同社のワープロ「書院」やザウルス、デジカメなどと接続したりできるのも特徴だ。1998年9月発売。Javaに部分対応した後継機種NC-SB20は1999年7月発売。
Vodafoneの携帯電話を利用したオンライン情報サービス「ボーダフォンライブ!」の「ウェブ」サービスを利用するためのブラウザ。ニュース、エンタテイメント情報、金融やオンラインショッピング等、多くのサービスを利用できる。
コンテンツの記述にはHTML 4.01のサブセット「ボーダフォンライブ!向けHTML」や、XHTML BasicのサブセットでCSSにも対応する「ボーダフォンライブ!向けXHTML Basic」を利用する。これらはXHTML BasicやXHTML MP、「iモード対応HTML」等とも、ある程度の互換性を持つ。