9mmx19現代軍用ハンドガンの傑作のひとつで超有名銃。イタリア・Beretta社の主力製品のひとつ。もとはM92SB-Fと呼ばれていたが、縮めてM92Fという名称に変更された。
15発と装弾数の多いダブルカラム・マガジン(複列弾倉)、アルミ合金製の軽量化フレーム、また、ファイアリング・ピン(撃針)を二分割するという独特の安全機構により、ダブルアクション式トリガーを備えながらも安全性は高い。
多くのBeletta製ハンドガンと同様、ティルト・バレル(銃身後端が落ち込むことでスライドとのロックを解除する方式)ではなくプロップアップ式(銃身は後退するのみで、独立したブロックが上下することでロックを解除する方式。Walther P38等で採用)のショート・リコイル・システムを採用している。
1985年、長年使われてきたM1911A1に代わり、米陸軍の制式拳銃として採用された(制式名 M9)。漫画やアクション映画等にもしょっちゅう顔を見せる。バレル(銃身)むき出しのスマートな外観が人気の秘密?
オーストリア・Glock社製のハンドガン。プラスチック部品を多用(体積にして2割近く)して作られた銃の先駆けだ。プラスチック部品は変形しにくく、温度変化や腐食にも強い。発売当初は空港のX線検査に反応しないのでは、という事で騒ぎになったらしい。もちろん、現在ではそんな事はない。
ハンマーは存在せず、変則的なダブル・アクション機構により、内蔵されたストライカーで撃発する。マニュアルで操作する安全装置が無いのも特徴のひとつ。よって、操作はとてもシンプル。組み込まれた3種類の安全装置は全て、二重構造のトリガーの動きによって作動・解除される。
Glockシリーズは米国の警察で非常に人気がある。N.Y.P.D.の警官のハンドガンはみんなこれだという噂も(本当かな)。そのためか、ゲーム中でもGlockは4種類も登場する。他にも、軍制式拳銃としてオーストリアやノルウェイが採用している。飾り気のない無骨なデザインだが、映画に登場することも多いような気がする。
スイス・SIG社の軍用・警察用向けハンドガン。直線的でいかつい外観が特徴的。
命中精度や安全性において定評がある。4点式の安全装置を持つが、マニュアル・セフティは無く、代わりにハンマー・デコッキング(起こした撃鉄を元の位置に安全に戻す装置)用のレバーが付いている。ショート・リコイルのロッキングにイジェクション・ポート(排莢孔)を使うやり方はP220で初めて採用され、後に登場する製品に大きな影響を与えている。イジェクション・ポートがスライドの天井まで続いている製品はたいていソレ。
同社からは流行のプラスチック部品を採用したハンドガンの新シリーズ、SIG PROも登場した。
コルト・ガバメントの名で有名な、セミオートマチック・ピストル。天才銃器デザイナーJohn M. Browning設計による傑作のひとつ。1911年に米軍の制式拳銃となった。(A1は1923年採用)ヨーロッパでは当時から9mmクラスのハンドガンが主流だったが、米国ではこの45口径のハンドガンが長い間、使われてきた。1985年には9mmx19弾のM9(Beretta M92F)が採用されている。トリガーはシングルアクション。
重量感溢れる強力な拳銃だが、その代わりマガジンはシングル・カラム(単列式)で、装弾数は7発と少なめ。
近頃のハンドガンと比べるとシンプルなデザインで、ファンの多い銃でもある。これまでにも何度も改良型ガバメントが発売され、また世界中でコピー品や派生品が作られている。最近はライバル社のはずのS & Wまでもが1911タイプの製品を発売。根強い人気をうかがわせる。
1990年代になってからH&K社が開発した、比較的新しいハンドガン。ドイツ軍にP8の制式名で採用されている。USP以前の同社のハンドガンは独創的、というか個性のキツいものが多かった(ガスディレイドのP7、ローラーロッキングのP9、バースト付きのVP70……)が、それに比べるとUSPはかなりオーソドックスな仕様だ。
やはり、フレームにはプラスチック製部品がいっぱい。作動方式は一般的な9mmx19オートと同じショート・リコイルだが、リコイル・スプリングは2本が組み合わせられた独特の形で、反動の低減が図られている。
発展型のMark23は米国SOCOM(特殊作戦司令部)の依頼で作られた、特殊部隊向け攻撃ピストル。型式に"Mark"が使われているのは先代・Mark22(Mk22 Mod 0 通称ハッシュ・パピー)を採用していた海軍の流儀に倣って、とのことのようだ。ストッピング・パワーに優れた.45ACP弾を使用し、かなり大きい。ライトやレーザー・サイト、サプレッサー等を簡単に装着できるようになっている。
警察の私服業務向けとして、また護身用として、高い人気を誇るコンパクトなピストル。ドイツ・Walther社製。映画007のジェームス・ボンドの愛銃としても有名だ(最近の作品ではWalther P99が使われているようだが)。シングル/ダブルアクションのトリガーを備え、9mmx17(.380ACP)、7.65mmx17(.32ACP)、などといったカートリッジを使うことができる。とても見やすいローディング・インジケータ付き。
米国に輸出されていたものは、規制をクリアするべく全長155mmほどに延長されたPPK/Sというモデル。現在は本国ドイツでは生産されておらず、米国内のS & W社の工場で生産されている。
強力な.44Magnum弾を使うセミオートマチック・ハンドガン。ステンレスを使った未来的なデザインが目を引く。高圧力に対抗するため、ハンドガンでは珍しいロッキング・ラグを使ったロッキング機構を搭載している。カートリッジはリボルバー用の.44Magnum弾ではなく、リム(リボルバー用弾薬ではケース外径より底部の外径がわずかに大きい)の無い44AMPという弾薬を使用する。マイナーなカートリッジだが、.30-06や.308 Winchesterライフル弾などを改造することで自作できるらしい。
1971年に登場したこの銃は作動不良が少なくなかったという。もう生産されていないようだが、その強烈な個性のためか、今でも熱心なファンを持つ。製造元のAMT社は他にも異様にハイ・パワーの弾薬を扱う拳銃(AutoMag IVとか、Hardballerとか……)を多数、販売している。
大口径のハンドガンとしては成功した製品のひとつ。
迫力十分の外観を持ち、ゲームや映画にもよく登場する。リボルバー用の.44Magnum弾をそのまま撃てることで人気が出た。バレル(銃身)を簡単に長さの異なるものに交換することができるシステムや、ハンドガンであるにもかかわらずガス圧駆動のメカを採用しているところも特徴的だ。ロッキング・システムもAutomagと同様、マルチ・ロッキング・ラグを装備してボルトの回転で閉鎖を解除する方式を採っている。全体的に、ハンドガンよりはアサルトライフルに近いメカニズムだ。
PE1に登場するモデルは、ハンドガン用としては最強クラスの市販カートリッジ、50A.E.(Action Express)弾を使用する。6 inchesバレル装着時の重量は2kgを超えるという。片手で持つのも大変そうだ。姉妹品として、Baby Eagleというハンドガンもあるが、日本ではJerichoの名前のほうがよく知られているようだ。こちらはオーソドックスな銃で、9mmx19弾ほかを使用する。
第1次大戦後に生まれた、ドイツ製の軍用ハンドガン。
Mauser C96にフル・オートマチック射撃の機能を組み込んだもので、1932年に完成。10連または20連のマガジンを使用できる。口径は7.62mmx25(.30 Mauser)と9mmx19のモデルが作られ、第2次大戦中のドイツ軍の装備になったほか、中国や南米にも輸出された。軍用銃としては製造コストが高いという問題を抱えていたが、命中精度に優れており、ハンドガンらしからぬ遠射性能を誇る。また、ストックを装着することでカービン銃あるいはサブマシンガンとして使うことができた。
"Broomhandle"(ホウキの柄)などとも呼ばれる丸いグリップ、可動式リアサイト、トリガーガード前のマガジン等、独特のスタイリングが強烈な存在感を放っている。「深夜プラス1」。
南アフリカのVektor社による9mmx19弾使用のハンドガン。ガラクタ300個でウェイン君がこしらえてくれる、隠しアイテムのひとつ。
Bretta M92のコピー製品であるVektor Z88をベースに開発された。そのためか外観や作動機構はM92によく似ている。銃身にはポリゴナル(多角形型)・ライフリングが施されている。ピストルでの採用は珍しいかも(H&K のハンドガンVP70などでも採用)。
SP1は南アフリカ軍に制式採用されている。型名末尾の C はcombat pistolかcompetition pistolの意味? また、.40S&W モデルはSP2と呼ばれている。
当サイトに設置していたBBSにて GoodSpeed さんより情報をいただきました。ありがとうございます。
武器管理部のウェインと前田が作り出した、オリジナルハンドガン。
攻撃力がたったの1、という設定だが、ある場面で特殊な弾丸を使用することにより最高の能力を発揮する、とてもありがたい武器。